農地で「スマート農業、最新技術」展示・研修会が2月16日に開催されました。
いわれの郷のNAFICセミナーハウス周辺で、「スマート農業・最新技術」展示・研修会が2月16日に開催されました。
この展示・研修会は二日に渡って行われ、16日はセミナーハウス周辺で最新技術を使った機械の説明と試運転を受け、17日は実際に最新技術を導入した農地の現地見学を行うといったものです。
私たちも気になって参加させていただいたのですが、昔では考えられないほど便利なものばかりでした。
例えば、農薬等を散布するためのドローン。今までなら重いタンクを背負って、畑をえっちらおっちら歩いて撒いていたのですが、ドローンなら農地の大きさを計測し、ルートの設定さえすればものの十数分で一つの畑の散布を終わらせてしまえるとのことで、基本的には自動操作で済むようです。風の影響は大丈夫なのか、変なところに撒くものが飛んでいかないのか、とも思ったのですが、すごいもので風の向きと強さを感知して、それに合わせて自動で飛び方を変えるそうです。農薬や肥料の散布は結構な重労働なはずですが、それが一瞬で終わってしまうなんて、すごい時代になったな、なんて感じてしまいます。
農作業用のアシストスーツも便利そうでした。背中にフレームを背負うので少し邪魔そうかな?とも見ていて思ったのですが、腰への負担が全然違うそうです。農作業はずっと立ちっぱなしではなく、むしろ土をいじるためにしゃがんで作業する時間がとても長いのです。なので、どうしても腰を痛める人が多いのですが、このアシストスーツがあればだいぶ楽とのことで、しかも電源いらず、と制限時間を気にせず出来るととても便利そうなものでした。
ほかにも色々と見学をさせていただきました。農家さんはどんどん高齢化し、若い方もたまに入ってくれるんですが圧倒的なまでに減っていくほうが多い状況です。そんな中でこういった技術を使えば、農業の手間を少しでもなくせますし、ご高齢でも続けていける見込みも立つなあ…なんて考えていました。若い人が始めてもらうにも便利だなあと思います。やっぱりきつい作業は少しでも少ない方がいいですものね。
とはいえ、新技術を使ったものを見るのは、そういう事情を差し置いてワクワクしてしまう、というのも本音です。今後もどんどん思いもよらない形のものが増えていくのかも知れません。
今回の展示・研修会は終わってしまいましたが、よかったら皆さんも一度こういう最新技術にも触れてみてくださいね。