「スマート農業・最新技術」研修会・展示会が2月16日に開催されました。

いわれの郷のNAFICセミナーハウス周辺で、「スマート農業・最新技術」展示・研修会が2月16日に開催されました。

この展示・研修会では、スマート農業に関する講演会と、実際にスマート農機具に触れることのできる実演会の二部構成になっており、100名を超える参加者で大賑わいでした。

前半の講演会では、様々な大学の教授陣から学術的な面でのスマート農業の進歩について、具体的な使用例を交えてご講演いただきました。

ご覧の通りたくさんの方が熱心に講演に聞き入り、質疑応答の時間では参加された教授同士の熱い議論がかわされるなど、非常に盛り上がりました。

また、後編の実演会では、様々なスマート農機具をメーカーさん直々にご説明いただきました。

このアイガモロボは、自動で田んぼの水面をスイスイ進み、アイガモの足を模した回転板が水中をかき回し、濁らせることで、雑草の光合成を防ぐ、とのことです。

リモコンで動く除草機は、平地での移動はバッテリーで動き、実際の草刈りの際はエンジンで動く、ハイブリッド仕様。

なんと傾斜角40度までの法面を刈ることができるそうです。

アイガモロボもそうですが、自動運転機構は複雑であるものの、実際の水をかき回す部分や草刈りの部分など、本来の役割を果たす機構はシンプルな構造になっているところが面白いですね。

そして、スマート農機具の花形役者、ドローンです。

コントローラーで空中から農薬や肥料を散布できるのはもちろんのこと、何回か飛ばせば農地の形状を記憶し、次からは自動でコースを設定して散布してくれるとのこと。

実際の農作業を機械が代わってやってくれる、というのがこれまでの農機具の進歩でしたが、これからは、農業に関するデータの収集・解析もプログラムやAIが行うことで、農業の経営計画自体も、人間以外の力に頼ることができるかもしれません。

高齢化が進み、農業人口が減り続けている昨今ではありますが、農業の未来に少し光明が見えた、そんな研修会でした。

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